リフォーム事業者の悪質訪問販売例

不安を煽る

近年、悪徳リフォーム事業者による被害が増えているため、十分気をつけてください。
数万円から高いときには数千万円もの被害が生じる場合があるため、騙されないようにするべきです。
中には自分が騙されていたことに気がつかないケースもあるため、どのような例があるのか知っておきましょう。

特にターゲットになりやすいのは高齢者であり、正常な判断ができないために不必要な工事をするケースが多いです。
リフォームというのは本来は住宅をより住みやすい状態に変えることなのですが、その判断基準は素人の方には判断できないでしょう。
普段、生活をしていて不便に感じることがあり、その点について自分からリフォーム業者に問い合わせるような方は問題ありません。

悪徳なリフォーム業者の場合は、業者の方から各家庭を訪問して、建物が深刻な状況になっていると脅すケースがよくあります。
素人の方が業者の方から不安を煽られることにより、リフォームが必要なのではないかと思わされてしまうのです。
悪徳業者であっても、きちんと説得力がありそうな話し方をして、こちらの気持ちをコントロールしようとします。
リフォーム事業者の中には悪質な営業活動をしているところが多いことは知っておきましょう。

訪問販売の手口

訪問販売によりリフォームの営業活動をしている悪徳業者はたくさんいて、そこで被害にあうケースが多いです。
たとえば、建物の外観しか見ていないのに、この建物は耐震基準に引っかかっていて、このままだと大きな地震がきたら危ないと脅すのです。
建物の状態を改善させるために次々と無意味なリフォーム工事の提案をしていき、それを何も疑わずに契約してしまう方がたくさんいます。

リフォームに関してほとんどの人は素人であり、専門的な知識を持っていないために、どのように判断すれば良いのか分からないのです。
悪徳業者の中には無駄なリフォームをすることによって、むしろ建物の状態を悪くしてしまうケースまであります。
こうなってしまうと、その住宅の価値を貶める行為であり、かなり卑劣な犯罪行為といえるでしょう。

もし少しでも怪しいなと感じたときにはすぐに消費者センターに相談をしてください。
あるいは、もっと信頼することができるリフォーム業者に問い合わせをしてみましょう。
確かにリフォームが必要なほど危険な状態に陥っている住宅も存在しているのですが、安易に業者のことを信用するべきではありません。

特に訪問販売の場合は、その場ですぐに契約することを強いられることが多く、相手の業者について検討する余裕を与えません。
その場で契約をするのではなくて、必ず家族の人に相談をするべきでしょう。