被害の相談

自分だけの判断は危険

もし詐欺の被害にあってしまったのならば、すぐにどこかへ相談をするべきです。
早急に対処を進めることによって、状況を好転させられるかもしれないからです。
すぐにお金を回収することができたり、契約を無効にできる可能性もあるため、専門家の方に相談をすることをおすすめします。

また、自分が詐欺の被害にあったのか分からないという方もいるでしょうが、その場合も相談をするべきでしょう。
自分で判断しようとしてしまうと、ひょっとしたら詐欺ではないのではないかと考えてしまうケースもあります。
こうなってしまうと詐欺を見逃してしまうことになるため、それだけは避けるべきです。

詐欺の被害に関する相談ができる場所はたくさんあり、警察だけではないのです。
警察の場合は詐欺の種類によってはまともに取り合ってくれない可能性もあるのです。
法的根拠がないにも関わらず、未だに民事不介入という言葉を使い個人間の問題に立ち入ろうとしないケースがたくさんあるのです。

たとえばオレオレ詐欺のような被害の場合はすぐに動いてくれる可能性があるのですが、もっと微妙なものの場合は警察があてにならないケースもあります。
そんなときに一体どこへ詐欺の被害に関する相談をすれば良いのか紹介しましょう。

詐欺の被害を相談できるところ

まず詐欺の被害の相談先として多くの方が思い浮かべるのは警察です。
とりあえず警察に相談をすれば、真剣に対処してくれる可能性はあるでしょう。
ネットによる詐欺被害に関しては、最近はサイバー犯罪対策課というものがあるため、そちらで専門的に扱っています。

ただし、実際に被害にあったお金を請求するというケースでは民事上の紛争となってしまうことが多いため、警察に相談するだけでは不十分となります。
たとえば、法律事務所へ相談にいけば、訴訟の手続きも含めて真剣に考えてくれるでしょう。
消費者相談センターならば、法律的なことをきちんと教えてくれて、これから具体的に何をすればいいのか説明してくれます。

最近は民間が運営している相談機関のようなものはたくさん存在しています。
無料相談を実施しているところも多いため、すぐに相談できそうなところを探して、詐欺についての話を聞いてもらいましょう。
法律トラブルに関する解決窓口として法テラス、正式名称は日本司法支援センターというところがあります。

こちらに相談をすることによって、弁護士を紹介してもらったり、具体的なアドバイスを受けることができます。
このように詐欺の被害を受けたとしても、頼りになるところはたくさんあるため、ぜひとも活用しましょう。