義援金詐欺の手口

義援金詐欺に注意

昨今、日本では様々な災害が起きています。
どの災害でもボランティアが作業に当たったり、義援金を送ったり必要な物資を送ったりということが行われます。

被害状況が落ち着いてくるとどのような場面でも出てくるのが義援金詐欺です。
特に大きな災害の時には様々なタイプの義援金詐欺が出てくるので、詐欺の種類や手口の内容を知って被害に遭わないようにして起きましょう。

義援金詐欺の種類

義援金詐欺はハガキ、電話、訪問、様々な手口があります。
最もポピュラーな詐欺が公的機関を装うタイプのものです。

公的機関を思わせるような名称を使ってハガキやメールを送ることで、指定した口座に義援金の振り込みを依頼して詐欺を働く典型的な詐欺手口です。
振込先の口座が詐欺団体の口座となっています。
架空の団体でありながら実際にありそうな名称が使われていたり、電話番号もフリーダイヤルが使われていたりと信用してしまいそうなものが多いので被害が後を絶ちません。

予防策として、まずはすぐに募金をしないことが重要です。
実在する機関であるのか確認をし、もしも実在しないものであれば警察や消費生活センターへ申し出るのも被害を最小限にするためこともぜひ行いましょう。

次に、誰でも知っている団体名や区役所といった信用しやすい名称を用いる詐欺もあります。
このような団体名が出てくると詐欺はできないように思うものです。
あくまでもこれらの詐欺は団体名を出すものの、その人はそれらの団体に所属していません。

これらの詐欺では個人名を名乗ることで個人講座に義援金を振り込むことを依頼してきます。
もちろん日本赤十字社や区役所といった団体が個人口座に振り込み依頼するようなことはありません。
また、同様に訪問して個人宅に募金箱を持ってくるようなこともありませんから、そのようなことがあれば募金をしないこと、場合によっては通報することが重要です。

最近ではインターネットを使った詐欺も増えています。
インターネットを通じて募金の声かけをするサイトが出てきているのです。
中には支援物資の募集をしてそれを被災地に送るための義援金募集というような凝ったことをするケースもあります。

もちろん、これらのサイトには善意で行っているものもたくさんあります。
あくまでもこのような悪いことをしているのは一部の人たちです。
しかし、自分は大丈夫と思っていても詐欺被害に遭うこともあり得ます。
そこで、きちんと確認をした上で募金をすることが重要です。

確認の内容として、まずはサイトの管理人が誰であるのか、そしてその団体が募金を通してどのような活動をするのかといったということを確認します。
その活動内容や募金の使い道、団体の信頼性を確認した上で、信頼できる団体だと判断できたら募金をするようにしましょう。