2020東京オリンピック関連詐欺の手口

2020東京オリンピックに関連した詐欺がある

2020年の東京オリンピックやパラリンピックに向けての経済波及効果は約19兆円あると言われています。
その反面、実は詐欺も様々な部分で起こっており、注意が必要です。

すでに五輪招致が決定したところからこの2020東京オリンピック関連詐欺というのは始まっています。
オリンピックは国民の関心が高いですし、経済効果のあるものという認識から利益が得やすいと思われるのです。

さらに、オリンピックということで自分も何か出資して参加したいという思いを持つ人もいます。
そのような人たちの善意を悪用する詐欺がたくさんあるのです。
そこで、ここでは被害に遭わないために2020東京オリンピック関連詐欺にどのようなものがあるのかを紹介していきます。

2020東京オリンピック記念金貨詐欺

2020東京オリンピック関連詐欺として最も多いのが、記念金貨詐欺です。
これは、金の積み立てに加入をすれば記念金貨をプレゼントするということが謳われます。
他にもボランティアスタッフに登録をすれば記念金貨が送られるというようなケースもあり、様々なタイプのものが出て来ています。

これらの詐欺の手口として多いのが、銀行口座を使わずダンボールやレターパックで送金を依頼することが多いです。
このように銀行口座への振込にしないことで詐欺グループを特定することが難しくなります。
そこで、もしもこのような手紙や電話が来た際に、振込ではない方法で入金を求めてくれば疑う方が良いですし、怪しいと思えば警察や消費生活センターに通報しましょう。

座席シート詐欺

東京オリンピックの開会式の座席を申し込めるということや、オリンピック競技の観戦ができるというようなことを謳ってくる詐欺もあります。
これはすごく手が込んでおり、複数の人が絡んでくるために騙されることも多いです。

まず、東京オリンピック開会式の座席の優先予約ができるというようなハガキが自宅に届きます。
そのあと、大手旅行代理店やイベント会社といった他の会社から「もしもオリンピックの開会式の座席の優先券を持っていたら50万円で譲ってほしい」という連絡が来るのです。
その際、興味を持ってハガキの送付元に問い合わせると先の譲って欲しいと言われた金額よりも大幅に安い金額で予約ができるということが言われます。

ここで、大体の場合が購入額よりも販売額が30万円ほど高くなるために思わず購入をして利益を得ることを考えてしまうのです。
しかし、現在東京オリンピックの会場の座席チケットは販売されていません。
これらは詐欺師が様々な手段で詐欺を行なっているのです。
この手の詐欺でも現金の送金を宅急便で言われることが多いので、そのようなことが言われたら先の詐欺同様疑う必要があります。