宝くじ詐欺の手口

誰もが買ったことのある宝くじ

誰もが一度は夢を抱いて宝くじを買ったことがあるものです。
宝くじを購入することはなくてもスクラッチを利用したり、ロトやナンバーズといったものを購入したりしたことがあるという人もいます。

やはり、賞金を夢見てもしかしたら当たるかもという期待を込めて宝くじやナンバーズといったものは買ってしまうものです。
しかし、最近ではそのような人たちを狙っての詐欺があります。
そこでここでは最近起こっている宝くじ詐欺の詳細を紹介していきます。

宝くじ詐欺の種類

宝くじ詐欺には様々なものがあります。
まずは海外宝くじ詐欺です。

メールやダイレクトメールが届き、外国の宝くじが当たったということが書かれています。
当選金額は数百万円や数千万円という金額で、それを受け取るためには申込金を支払うようにと書かれているケースが一般的です。
この際に申込金が数千円という安価であるために多くの人が指定口座に振り込みます。
もちろん、このダイレクトメールは嘘であり宝くじには当選していないので申込金を支払っても当選金は振り込まれません。

海外の宝くじが当たったと聞くと、怪しいと思うように感じるものです。
しかし、最初に支払う金額が安価であるために騙される人が多くいます。
実際に年間で被害件数は8000件ほどあります。

もっと悪質なものでは、当選金を受け取るための申込金の支払いがクレジットカードの場合です。
これも決済金額が数千円とリーズナブルであるために思わず騙されて支払ってしまう人が多くいます。

ここで、この申込金だけでなくクレジットカードの不正利用がされることが多く、これが詐欺として悪質なケースとなっています。
支払った金額が少額であるためにしばらく忘れてしまうという人も多いですし、日常的にクレジットカードの利用明細を確認しない人も多くいます。
気づくのが遅れると被害額が多くなるケースもあるので、日頃からカードの明細の確認は重要なことなのです。

他にもロトやナンバーズといった数字選択式の宝くじの詐欺も増えています。
これは、あらかじめ当選番号を教えるという詐欺の手口です。
もちろん、このような宝くじでは事前に当選番号が決まっていることはありません。

同様の手口として、いくらかお金を払えば当選数字の操作ができるという詐欺もあります。
これももちろん、数字の操作はできません。
宝くじには攻略法は存在しないのです。

最近では宝くじ売り場で銀行員のふりした詐欺師にお金をだまし取られたり、宝くじ売り場の人に当たりくじをだまし取られたりというケースもあります。
他にも宝くじの販売権を売ると持ちかけてくる詐欺師もおり、詐欺の種類は多様化しているのです。