オンラインゲーム詐欺の手口

たくさんの人が参加できるからトラブルも多い

日本に高速常時接続の環境が整ったことによって、オンラインゲームが一般化しました。
さまざまな年齢の人が実際にプレイしており、ハマっている人の数はとてもたくさんいます。
オンラインゲームの中でも最も人気の高いジャンルはネットワーク型のRPGです。

ゲーム上の仮想空間の中でキャラクターを育てながら冒険をしたり、戦闘を楽しむことができます。
他のユーザーとコミュニケーションを取ることができて、協力プレイができる点は大きな魅力となっています。
このオンラインゲームにおいてはいろいろなトラブルが報告されており、詐欺の被害にあった方もたくさんいます。

オンラインゲームの中でも特に人気の高いのは課金制のゲームであり、お金が関わることから詐欺が生じやすくなってしまいます。
ゲームで使えるアイテムはお金で購入するというシステムが多く、そのためゲーム中のアイテムには現実のお金に相当する価値が認められているのです。
そのため、それらのアイテムを個人間でお金で取引しようとする方もいます。

そのような行為は現金取引と呼ばれており、基本的には禁止されているのが普通です。
それでも隠れて行っている人はいて、この現金取引に関してオンラインゲーム詐欺が起きることが多いです。

手口について

現金によってたとえばレアなアイテムやあるいは仮想通貨をやり取りするためのサイトがあります。
たとえば、サイトにある掲示板でメールアドレスを交換して、メールによって交渉を進めていくのです。
そして、取引が成立したなら、まず現実にお金を振込、相手がそれを受け取ったらオンラインゲームの中でアイテムの受け渡しを行います。

この際に、たとえば代金を支払ったにも関わらず、アイテムを渡してくれないというトラブルがあるのです。
自分の個人情報をはっきりと明かさずに取引をした場合は、詐欺被害にあったとしても相手が誰なのか特定できないために困ってしまうことがあります。
また、本来禁止されている現金取引を行ったことをサイトに報告してしまうと、詐欺の被害にあった方のアカウントが停止されることもあるため、詐欺の事実を公表せず泣き寝入りしてしまうケースもあります。

取引額については、たとえばものすごくレアなアイテムの場合は数十万円近くのお金が動くこともあります。
そのため、たかがオンラインゲーム詐欺だと軽く見るわけにはいきません。
オンラインゲーム詐欺の被害にあっている方の数は増えているため、今後は真剣に考えていかなければ駄目でしょう。

もし詐欺にあってしまった場合はすぐに警察へ相談をするのが一番良いです。
また、オンラインゲームにおいて現金取引をしないことは大切です。