巧妙化するSNS個人間売買の残忍な実態
近年、国内外を問わず多くのファンが被害に遭って居るのが、SNSを通じたライブチケットの個人間売買を悪用した残忍な詐欺事件です。どうしても公演に行きたいという旅行客やファンの気持ちを踏みにじり、偽の譲渡を持ちかける手口が多発して居ると言われています。
特にXなどのSNS上では、定価で譲ると偽りながら、実際にはアカウント自体が不正に売買された物であるケースも少なくありません。過去の投稿に不自然な外国語が混ざって居たり、オンラインカジノに関する言及が有るなど、不審な点が散見されるとされています。
更に、被害を拡大させて居るのが、追跡が極めて困難な電子決済サービスによる送金の強要です。犯行に及ぶ者は支払いまでの時間を極端に急がせ、ファンの冷静な判断を完全に奪うやり口を用いていると言われています。
偽の身分証で相手を信用させる狡猾な罠
詐欺の実行犯が被害者を信用させる為に用いるのが、他人の運転免許証や健康保険証の画像を提示するという非常に狡猾な手口です。
自身の身分を明かして居るように見せかけますが、提示された画像は過去の詐欺事件で別の被害者から騙し取った物や、闇バイトの応募者から回収した個人情報が悪用されて居るとされています。相手が身分証を見せたからと言って安全であるという保証は全く無く、インターネット上で赤の他人と個人情報を送り合う行為自体が極めて危険だと言えるでしょう。
あろうことか、チケットの取引を条件に被害者自身の身分証画像を要求されるケースも発生して居り、その画像がまた新たな詐欺事件の道具として使われるという、非常に陰湿な負の連鎖が起っていると言われています。決して応じてはならない要求とされています。
入金後の音信不通と浮き彫りになる返金困難な実態
指定された口座や電子決済サービスへお金を振り込んだ直後、突如として連絡が途絶える事態が相次いで起っています。犯人側は「仕事が忙しい」などの嘘の理由でチケットの発送を意図的に先延ばしにし、最終的にはアカウントを消去して逃亡を図るとされています。
特に近年は、銀行振込よりも匿名性が高く追跡が困難な電子マネーが犯罪のインフラとして悪用されて居るのが実態です。個人の意思で送金処理を行った場合、運営会社からの返金補償は原則として受けられない仕組みとなって居り、被害に遭った方の怒りに火をつける結果となって居るのでしょう。
警察に相談しても、被害金額の少なさや匿名アカウントによる証拠不十分を理由に捜査が難航する傾向に有り、お金が戻って来ないまま泣き寝入りを強いられる被害者がほとんどとされています。