太陽光業者の例

太陽光発電の悪徳業者の手口

太陽光発電の悪徳業者がよく使う手口に、訪問販売があります。
今では、太陽光発電システムを設置する場合、ほとんどの人が自らネットで調べるなどして業者を決めるでしょう。
ところが、現在にあっても、いまだに訪問販売や電話営業などでシステムの設置を勧誘してくる業者がいます。

こちらから頼んでいないのに、向こうから突然「太陽光発電システムを設置しませんか」と言ってくる業者には注意が必要です。
営業をかけてくる業者が必ずしも詐欺を働く悪徳業者とは限りませんが、場合によっては高額な費用を請求されるケースがあります。

太陽光発電業者を見極めるには

悪質な太陽光発電業者に共通して、よく使われる決まり文句のようなものがあります。
以下のようなセリフを言ってくる業者は、高い確率で悪徳と思ってよいでしょう。
もし、あなたの方から連絡した業者が同様のセリフを言う場合も、悪質業者かもしれないと用心してください。

第一に、メンテナンスフリーなどと言う業者です。
確かに以前は、太陽光発電システムのメンテナンスは必要ないこともありました。
設置時点で安全基準をクリアしていれば、その後メンテナンスをしなくてよいこともあったのです。

しかしそれは2017年4月までの話で、現在、住宅用でも産業用でも太陽光発電システムを設置した場合、設置後のメンテナンスが義務となっています。
ですから、「太陽光発電システムは設置するだけで、後は何もしなくても自動的にお金が入ってくる」などとおいしい話を持ちかけてくる業者は、まず悪徳と思って確実です。
メンテナンスは必要だということを知っておきましょう。

「国の補助金がもらえる」も、詐欺師の決まり文句です。
2014年までは確かに太陽光発電システムの補助金が国から出ていたのですが、現在は廃止されています。
今後も制度が再開される見込みは薄いですので、国の補助金うんぬんという業者には注意しましょう。
ただし、国ではなく地方自治体によっては補助金が出る場合もあります。

「儲かる」とばかり強調する業者にも注意してください。
太陽光発電システムによって利益が得られるのは確かですが、ボロ儲けできるかのように大袈裟に言う業者は怪しいです。
電気の買取価格は年々下がっている状況ですので、そこまで儲かると思い込まない方がよいでしょう。
こういうおいしい話を持ちかけてくる業者は、それをエサに何かと理由をつけて高額な費用を請求してくることがあります。

「メリットしかない」というセリフにも、要注意です。
これも上と同じく、太陽光発電にメリットがあるのは確かですが、リスクがあることも忘れてはいけません。
環境の変化によって発電量が落ちることもありますし、電気の買取価格が予想以上に下がることもあり得ることです。
メリットだけでなく、デメリットやリスクまでしっかり説明してくれる業者を選びましょう。