詐欺師の特徴と見破り方

詐欺師によくある特徴

年々、詐欺師の手口は巧妙化・複雑化していて見破るのが難しくなっています。
警察や消費者センターなどが注意喚起を促しているにもかかわらず被害者がなかなか減らないのは、その手口の巧妙さにあると言っても過言ではないでしょう。

まず覚えておきたいのは、100%お得に儲かる方法など存在しないということです。
あまりにもうまい話は常に疑う必要がある、ということも覚えておきましょう。

そんな詐欺師が提供するおいしい話や怪しい話に騙されないためには、私達が詐欺師を見分けるための情報やポイントを押さえておくことが大切です。
では、具体的に詐欺師にはどのような特徴があるのでしょうか?

まず、詐欺師の特徴の一つに「人脈アピールをする」というものがあります。
「こんな偉い人を知っている!」「こんな大企業の社長の友人」など、こちらが聞いてもいないのに人脈をアピールしてくる人には裏があると思った方が良いでしょう。
その人の事を信じやすくさせるために、そのような有名人の名前を出しているに過ぎません。
異常な人脈アピールをされた場合には、詐欺師である可能性を疑う必要があるでしょう。

たとえその人の名刺を見せられたとしても、社交パーティーなどの場だと名刺交換は比較的頻繁に起きるものなので、偉い人の名刺を持っている=その人と人脈があるということにはなりません。

詐欺師を見破るための方法

詐欺師には、口がやたらうまいという特徴があります。
トークが非常に上手く、何だか引き込まれてしまうけれどいまいち根拠や具体性に欠けるというのが詐欺師の特徴です。
お願いしてもいないのにプレゼンを始め、その完成度があまりにも高いと感じる場合には詐欺を疑いましょう。

あまりにおいしい話に聞こえた場合には、抽象的な表現の具体化をお願いしたり事例や数字を尋ねることで相手のリアクションを伺いましょう。
具体的な事例や数字を出せず話を濁らせる場合には、詐欺師の可能性が非常に高いと言えます。

また詐欺師の名刺にもいくつかの特徴があります。
やたら魅力的なことを話しているにもかかわらず会社のホームページや住所が記載されていない場合は、詐欺師の可能性が高いでしょう。

肩書きがよくわからないものだったりアドレスがフリーメールやキャリアなど個人のメールアドレスに近いものであれば、詐欺を疑いましょう。
このような特徴のある名刺が絶対に怪しいというわけではありませんが、おいしい話を持ちかけてきていることに加え、名刺にこのような特徴があれば詐欺師を疑った方が無難です。

人を疑うというのは人によっては難しいことだと感じるかもしれませんが、自身が被害に遭わないためにも防犯意識をしっかり持っておくことが必要です。