詐欺にあった際に頼るべき緊急窓口まとめ

日本で増えているネット犯罪とは?

インターネットの利用人口が増えているなかで、ウェブ犯罪の手口もますます巧妙化しています。
ここ数年、日本で増えているネット犯罪としては大きく、ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺、ウイルスアラート詐欺、通販サイト詐欺があります。

ワンクリック詐欺はいわゆる架空請求で、メールなどに記されたURLをクリックし、サイトにアクセスするだけでサイトの利用会員になったと見なされ、後日、多額の利用料金や違約金を請求される詐欺です。

ウイルスアラート詐欺は警告詐欺ともよばれる手口で、ブラウザや端末上に突然、「ウイルスに感染しています」などというメッセージを表示させ、アップデート費用を請求したり、偽のウイルス対策ソフトをインストールさせたりすることで個人情報を盗み出す手口を表します。

ここ数年の日本では特に、通販サイト詐欺が増えています。
犯人グループが偽の通販サイトを作り、メールやSNSなどでターゲットを誘導し、クレジットカード番号を盗み出します。
最近では偽サイトの精度も向上しており、本物の大手通販サイトと一見すると見分けがつかないようなサイトも増えています。
偽サイトのURLを記したメールが不特定多数のターゲットに送信され、サイトに誘導されたユーザーが金銭や個人情報を盗み取られる、というパターンが主流になっています。

ネット詐欺の手口は今後もますます巧妙化していきますので、注意しておきましょう。

ネット犯罪の共通点とは?

ウェブ犯罪の手法には、いくつかの共通点があります。

多くのウェブ犯罪に共通しているのは、「焦らせる」、「脅す」というキーワードです。
ワンクリック詐欺やウイルスアラート詐欺では、ターゲットにいきなり強いメッセージを見せることで思考停止状態に追い込み、その後すぐに解決策を提示することで「この恐怖から逃れたい!」という状況に仕向けていきます。

言い換えれば、どんな詐欺に遭ったとしても身に覚えがないかぎりは冷静に対処し、無視を徹底することで被害の拡大をおさえることができます。

被害に遭った時の相談窓口

ウェブ犯罪のパターンによって相談窓口が変わってくるので注意が必要です。
偽通販サイト詐欺など、商取引にかかわる詐欺の相談窓口としては、「消費者ホットライン(188)」があります。
「まだ事件は発生していないけど、詐欺に遭ったかもしれない」という場合は「警察相談ダイヤル(#9110)」を利用しましょう。

ネット詐欺全般の相談窓口としては、「都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧」があります。

ネット詐欺に遭ってもあわてない!

万一ウェブ犯罪の被害に遭ったとしても、抗鉄器な相談窓口を利用することで解決可能になる場合があります。
詐欺に遭ったからとパニックにならず、事前相談でも構いませんのでぜひ一度問い合わせてみましょう。