詐欺被害の検挙率

意外と身近に潜む詐欺の危険

多くの人は自分が詐欺の被害に遭うと思ってないですし、身近で詐欺事件が起きるとは思っていません。
最近はインターネットの普及で詐欺手口も巧妙なものが増えていますし、新しいものがどんどん出てきています。

自分は大丈夫と思っていても実は近くで詐欺が起こっていたり、巻き込まれた人がいたりすることは大いにあるのです。
また、その時は気付いていないだけで後から自分が詐欺に巻き込まれそうな状況に陥っていたことに気付くということもあります。

人を疑うことは良いことではありません。
しかし、最近では友人が詐欺とは気付かずに詐欺にはまって騙してくるケースもあり、巻き込まれてしまうこともあります。
万が一の時のために少しでも不審に思ったら詐欺を疑うことが必要なのです。

特殊詐欺とその現状

特殊詐欺とは、振り込め詐欺が有名な詐欺です。
オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺といった振り込みを要求してきて行われる詐欺です。
しかし、最近では他にも詐欺の手口が増え横行しています。
そこで、振り込め詐欺以外でも打ち子詐欺のようなギャンブルの必勝法を情報する名目での詐欺や、交際を斡旋する名目での詐欺と言ったものも特殊詐欺とされるようになりました。

特殊詐欺というのは毎年13000件近く行われており、被害額は482億円に登ります。
被害1件あたりでの被害額は370万円とかなり高額です。

そして、その検挙率は4100件と検挙率は30パーセントにも満たないのが現状です。
万が一、自分が詐欺にあっても被害が認められないどころか被害金額が取り戻せないことがほとんどという現状があります。

特殊詐欺被害に遭いやすい高齢者

特殊被害に合う人といえば高齢者が目につきます。
確かにオレオレ詐欺や還付金詐欺にあうのは高齢者の比率が高いです。

高齢者が狙われるのには、詐欺をしようとした際に多額のお金が引き出せる点、詐欺の手口の情報が入っていないケースが多い点が理由です。
そこで、最近では高齢者への注意喚起が積極的に行われるようになっており、家族も被害が起きないように声かけをすることが言われるようになっています。

もちろん、それによって被害も減りつつありますが、どんどん詐欺師も手を変えて新しい手口を編み出してきます。
そのため、日頃から気をつけていても騙されてしまうようなこともあり得るのです。

そこで、できる対策として、高齢な家族とのコミュニケーションを積極的に取ることが重要です。
日頃からコミュニケーションを取っていれば気づけることも多いですし、何かおかしな連絡が来たときにはすぐに家族に確認をすることが思いつきます。
万が一詐欺に巻き込まれないよう、できる対策を行っておくことが重要です。