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Googleマップ詐欺にご注意

Googleマップを使った悪質な詐欺が発生

私たちの生活をとても便利にしてくれるGoogleの様々な機能ですが、中でも一度は使ったことがあるという方が多いGoogleマップを悪用した詐欺が発生し被害者が増えています。
このタイプの詐欺はインターネットを使い慣れている人も騙されてしまう手口なので、油断のできない非常に危険な手口となっています。

通常の振り込め詐欺は文書を受け取ったりメールが届いたり電話がかかってくることからスタートするため、金銭の振込を要求されたとしてもその段階で怪しいと気付く人が多いのが一般的です。
しかし最近、アジアエリアで特に多く発生しているのが「リバースビッシング」というタイプの新しい振り込め詐欺です。
この詐欺はなんと、ユーザー自身が詐欺師に電話をかけることからスタートしてしまうのが特徴なんです。

自ら詐欺師に電話をかけてしまうGoogleマップ詐欺

初めて行くお店や施設などを検索するのにとても便利なGoogleマップには、サイトのURLや営業日時、住所などが記載されています。
またそれらの情報に加えて、電話番号が記載されているお店や施設も少なくありません。
そんなGoogleマップの電話番号の表示機能を悪用し、偽の電話番号に電話をかけさせることで被害者を騙すのがGoogleマップ詐欺というわけです。

実はGoogleマップに記載されている電話番号などの情報は、第三者が修正を提案できるという機能が付いており、提案が一定数ある場合には変更が可能となっています。
飲食店などであれば電話番号が変わっても詐欺に繋がることが考えづらいですが、銀行などの金融機関であれば話は別です。

電話をかけているユーザーはまさか自分が詐欺師に電話をかけているとは思わないため、通常の振り込め詐欺よりも騙されてしまう可能性が非常に高くなります。
最初から相手を疑うという気持ちが少ない分、詐欺師からアプローチされるよりも被害者が圧倒的に多く出てしまっているのがこのGoogleマップ詐欺なんです。

銀行の暗証番号などを盗まれる

Googleマップを悪用した詐欺では、銀行の暗証番号などを盗まれる可能性が高くあります。
自身から銀行に電話をかけていると思っているのであれば、口座の暗証番号を訊かれても応えてしまう人が多いのではないでしょうか。
盗まれている情報自体は一般的な詐欺と同様のものですが、利用者が自ら発信したと思っている分、通常の振り込め詐欺よりも被害が広がっています。

金融機関が関係している場合、Googleマップに掲載されている情報を鵜呑みにするのではなく、多少面倒でも公式ウェブサイトなどから電話番号を確認するとよいでしょう。

近年増加している台風詐欺

台風などの災害に便乗した詐欺被害

日本でも非常に多いのが、台風や地震などの自然災害です。
残念ながら、そんな自然災害に便乗した詐欺が横行しています。
悪質な業者は自然災害が起きた時の皆さんの不安な気持ちに漬け込み、不当なお金を騙し取っています。

日本ではいつどこで自然災害が起きるか分からないため、台風詐欺など自然災害に関係した詐欺には特に注意が必要です。
この記事では、台風詐欺に関係したニュースを2つご紹介します。

市の職員を装うケースも台風19号の詐欺

2019年はかなり大型の台風19号に便乗して、悪質な詐欺が多く起こりました。
福島県相馬市では市役所の職員を名乗り、「台風の被害を受けた家屋の泥掃除や片付けを手伝います」と声をかけ、強引に作業を手伝ったあと高額な手数料を要求されるという詐欺が発生しました。
福島県相馬市の公式Twitterアカウントでは2019年10月に注意喚起を促し、市役所職員を名乗る人が助けを差し伸べてきたら「話を受けず、まずは警察や市役所に連絡ください」と呼びかけを行いました。

また栃木県佐野市の公式アカウントも【防犯情報】と題し、無料で点検などと訪問してきた業者に注意をするよう注意喚起を促しました。
何かおかしいと思った場合、警察や家族に相談するよう警察署の電話番号も掲載した上でツイッターを更新しています。

千葉県警も「台風19号に便乗し、空き巣や悪質商法の発生が懸念されます」という内容のツイッターを更新しています。
不審な訪問や電話への注意、戸締りや貴重品の管理への注意喚起を促しました。

災害に便乗したネット詐欺も

また、同じく台風19号による雨の影響で被害が出たタイミングで、卑劣なネット上の詐欺が発生しました。
多かったのは、自然災害の被災地に送金する寄付金を偽る偽のウェブサイトの発生です。

被害が起きた次の日から【TSUNAMI】【JAPAN】といった単語をドメインに利用した不自然なサイトが非常に多く出現したのです。
国連児童基金、通称ユニセフを装ってまで寄付を募るサイトもあり、連絡先や氏名、クレジットカードの情報を要求するメールも横行しました。

これらのサイトを利用し、ユーザーのコンピューターやスマートフォンをウイルスに感染させることで個人情報を盗み出すタイプの詐欺も多く見られました。
【家族安否】【地震】【台風最新情報】などの言葉を含むファイルを添付したメールが災害直後に届けば、送り主がいまいちわからなくてもファイルを開けてしてしまうのではないでしょうか。
災害直後に不安になっている精神状態を悪用し、思わず開きくなってしまうファイル名を使うことで、多くの人のデバイスをウイルスに感染させたのです。

スミッシングの特徴と手口

スミッシングとは?

詐欺には様々な手口がありますが、近年被害者数が増えているのはインターネットやスマートフォンの利用に関係した詐欺の手口です。

その中でも「スミッシング」と呼ばれる詐欺は近年特に増加しています。
このスミッシングとは、スマートフォンのショートメッセージサービスなどでECサイトや金融機関を装ってユーザーにアプローチする詐欺のことです。
ショートメッセージサービスで受信したメッセージのURLにアクセスすると、個人情報やクレジットカード番号などを入力する画面があるのです。
記入してしまうとその情報が盗まれてしまい、不正に使用されることになります。

スミッシングでは、メッセージの受信者を巧妙にフィッシングサイトへと誘導するため、大手通販サイトや大手宅配業者などのメール・サイトにとてもよく似たメール画面を作り出すのが特徴です。

また、スミッシングを仕掛けてくる詐欺業者はFacebookやTwitterなどのSNSメッセージになりすましてメールを送ってくることもあります。
それらのフィッシングサイトは正規のサイトにとてもよく似ており、しっかり気をつけていないと簡単に騙されてしまうので要注意です。

SMSとフィッシングサイトの二つの言葉を組み合わせ、「スミッシング」と呼ばれています。

スミッシングの手口をご紹介

スミッシングでは、大手の金融機関などを装うことがあります。
ショートメッセージサービスを使って銀行のフィッシングサイトへ誘導することで、個人情報を奪うという手口です。

さらに通信事業者などのお知らせを装って、ユーザーにアクセスさせるという手口も発生しました。
偽のフィッシングサイトにアクセスし、不正なアプリを一度インストールしてしまうと正規のアプリと置き換えられるので、パスワードやログインに必要なIDなども盗み取られてしまいます。
ネットバンクのアプリとすり替えられてしまった場合、銀行の口座番号や暗証番号、パスワードなどが流出する危険があります。

スミッシングへの対策方法とは?

スミッシング被害にあわないためには、リンクのURLコードをよく確認しましょう。
SNSのアカウント認証などでは、基本的に確認コードや認証コードが送付されることはあっても、URLを通して別サイトに誘導することはありません。
ショートメッセージの中にURLがある場合には、まずは全て疑ってみることが必要と言えます。

また、スミッシングによるメッセージを受信した後、スマホのアプリをダウンロードするよう誘導されることがあります。
よくわからないスマホアプリや不正なスマホアプリは絶対にインストールしないようにしましょう。
スマートフォンの中に入っている情報が、不正なアプリを通して全て詐欺師に読み取られてしまいます。

正規のアプリを模倣することで情報を盗み出すという手口が多いため、いつもアプリは公式のアプリストアからダウンロードするほか、必要のないアプリをインストールしないことも大切です。

悪質占いサイトの手口と見抜く方法

悪質な占いサイトの手口とは?

悩み相談のような感覚で利用できる占いサイトが近年インターネット上で人気を集めていますが、それと同時に金銭トラブルが増えているのも事実です。
そのようなサイトを利用したことが恥ずかしいという思いから、周りに打ち明けることもできず、詐欺の被害に遭ったものの丸め込まれてしまったという方も少なくありません。

悪質な占いサイトの詐欺では、多額な料金を請求され借金を抱えてしまったという方もいるため、詐欺の手口をよく知りどうすれば騙されないで済むのかを考えておくことが大切です。

まず覚えておきたいのは、占い鑑定士は資格が不要で誰でもなれてしまうものだという点です。
つまり占いサイトは、良心的なサイトもあれば悪質なサイトもあり、それを見分ける基準がはっきりしていないのです。
高額な利用料金を騙し取られてしまったという方も多いのも事実です。
悪質占いサイトの手口の特徴をここではいくつかご紹介します。

まず一つ目の特徴は、【100%当たる!】【必ずこうなる!】など、断定的な表現をしてくることです。
正常な判断を鈍らせ、占い師に依存させることを狙いとした詐欺の手口と言えるでしょう。

「幸運が訪れている」「守護神が見えた」など、誰にでも当てはまるようなぼんやりとした内容の鑑定結果が届いた場合には、詐欺を疑う必要があります。
また、鑑定をやめる、もしくは断ろうとすると「せっかくの良い守護霊が離れてしまう」「不幸になる」など、ユーザーの不安を煽ってやめられないように仕向けてくる場合にも注意が必要です。

短文の返信を何度も送らせることで高額な使用料金を請求するのも、占い詐欺サイトの特徴と言えるでしょう。
メールを送信するのだけでも使用料金がかかるサイトが多いので、呪文のような物を繰り返し送らせてくる場合には詐欺を疑いましょう。

悪質な占いサイトを見抜く方法

悪質な占いサイトを見抜くためには、意味不明な呪文を繰り返し送らせてくるかどうかをまず確認しましょう。
これは有料メールを何度も送らせて課金を繰り返させるのが狙いです。

また頻繁に特別料金の案内をしてくる場合も、課金をさせるための手口なので要注意です。

占いサイトを利用する際に気をつけるポイント

占いサイトを利用する際に詐欺被害にあわないためには、まず個人情報を漏らさない必要があります。
個人情報を漏らしてしまうと、他の占いサイトを通じいかにもすべてわかっているかのような鑑定結果を出され、占い師を信じ込んでしまうことがあります。

またメールのやり取りなどは、詐欺被害にあった際の証拠となるため、スクリーンショットなどで記録を残しておきましょう。
利用規約のスクリーンショットも残しておくのがポイントです。

副業詐欺の特徴と見分け方

副業詐欺の特徴的な手口とは?

最近若い女性や主婦などがターゲットにされていて被害者が増えているのが、「副業詐欺」という詐欺です。
特にSNSやインターネット広告などを中心とした勧誘が多いため、インターネットを利用する世代がターゲットにされています。

【1日で○万円稼げる!】といった甘いキャッチフレーズを掲げている場合、詐欺を疑うことが必要です。

それ以外にも、副業詐欺の手口の特徴は勧誘がSNSを通じているということが挙げられます。
TwitterやInstagramなどを通し勧誘された副業で、詐欺の被害に遭う方が少なくありません。

【スマホを操作するだけで○○万円稼げる!】など、あまりにも美味しすぎる話を目にした場合にはまず副業詐欺を疑いましょう。
#副業収入、#副業主婦などのハッシュタグをつけて投稿している場合も、副業詐欺師である可能性が高いでしょう。

よくあるのは、「報酬を出すので、〇〇という商品を買ってレビューを書いてほしい」と勧誘をし、商品を買わせるも報酬は支払わないという手口です。
数万円もの支払いを要求され、実際に仕事をしてもお金を稼げることは全くなかったという結果になってしまいます。

また副業を始める前に、登録料や手数料といった名目でお金を請求された場合、副業詐欺を疑う必要があります。
基本的に副業であっても、仕事をスタートさせるためにお金を支払うことはほとんどの業種で必要ありません。
教材費や登録料などを支払った直後、相手と連絡が取れなくなるというケースがほとんどです。

副業詐欺かどうか調べる方法

「副業詐欺の被害にあったかもしれない」、もしくは「今から試そうと思っている副業が詐欺かどうか不安だ」という方は、いくつかの方法を使って副業詐欺かどうか調べることができます。

まず一つ目に試してみたいのが、無料法律相談サービスやネットの質問掲示板の活用です。
副業詐欺であれば、同じような被害にあった人が答えてくれる可能性があります。

無料で弁護士に相談できるサービスを使えば、自分が本当に副業詐欺の被害に遭ってしまったのか、同じような被害を受けた人はいないかどうか確認できます。
さらに弁護士や消費者センターなど専門家に相談することで、自分が詐欺の被害にあっているかどうか確認できるだけでなく、今後どうすればいいか解決法も相談することができます。

もし副業詐欺にあってお金を騙し取られてしまったという場合、一人で抱え込むのではなく状況に合わせて国民生活センターや警察、弁護士などの専門家に相談しましょう。
特に証拠がある場合、警察に相談すれば犯罪被害として対応してもらえます。
「自分に落ち度があったから」と自身を責めず、詐欺の被害を広げないよう積極的に警察や弁護士に相談してください。

詐欺師の特徴と見破り方

詐欺師によくある特徴

年々、詐欺師の手口は巧妙化・複雑化していて見破るのが難しくなっています。
警察や消費者センターなどが注意喚起を促しているにもかかわらず被害者がなかなか減らないのは、その手口の巧妙さにあると言っても過言ではないでしょう。

まず覚えておきたいのは、100%お得に儲かる方法など存在しないということです。
あまりにもうまい話は常に疑う必要がある、ということも覚えておきましょう。

そんな詐欺師が提供するおいしい話や怪しい話に騙されないためには、私達が詐欺師を見分けるための情報やポイントを押さえておくことが大切です。
では、具体的に詐欺師にはどのような特徴があるのでしょうか?

まず、詐欺師の特徴の一つに「人脈アピールをする」というものがあります。
「こんな偉い人を知っている!」「こんな大企業の社長の友人」など、こちらが聞いてもいないのに人脈をアピールしてくる人には裏があると思った方が良いでしょう。
その人の事を信じやすくさせるために、そのような有名人の名前を出しているに過ぎません。
異常な人脈アピールをされた場合には、詐欺師である可能性を疑う必要があるでしょう。

たとえその人の名刺を見せられたとしても、社交パーティーなどの場だと名刺交換は比較的頻繁に起きるものなので、偉い人の名刺を持っている=その人と人脈があるということにはなりません。

詐欺師を見破るための方法

詐欺師には、口がやたらうまいという特徴があります。
トークが非常に上手く、何だか引き込まれてしまうけれどいまいち根拠や具体性に欠けるというのが詐欺師の特徴です。
お願いしてもいないのにプレゼンを始め、その完成度があまりにも高いと感じる場合には詐欺を疑いましょう。

あまりにおいしい話に聞こえた場合には、抽象的な表現の具体化をお願いしたり事例や数字を尋ねることで相手のリアクションを伺いましょう。
具体的な事例や数字を出せず話を濁らせる場合には、詐欺師の可能性が非常に高いと言えます。

また詐欺師の名刺にもいくつかの特徴があります。
やたら魅力的なことを話しているにもかかわらず会社のホームページや住所が記載されていない場合は、詐欺師の可能性が高いでしょう。

肩書きがよくわからないものだったりアドレスがフリーメールやキャリアなど個人のメールアドレスに近いものであれば、詐欺を疑いましょう。
このような特徴のある名刺が絶対に怪しいというわけではありませんが、おいしい話を持ちかけてきていることに加え、名刺にこのような特徴があれば詐欺師を疑った方が無難です。

人を疑うというのは人によっては難しいことだと感じるかもしれませんが、自身が被害に遭わないためにも防犯意識をしっかり持っておくことが必要です。

詐欺に騙されやすい人の特徴

困っている人を放っておけない優しい人

残念ながら、今の世の中は優しい人ほど詐欺にあいやすいのが現状です。
「困っている人を放っておけない」「トラブルに遭っている人を見たら手を差し伸べたくなってしまう」そんな優しい性格の人は、詐欺にあう確率が残念ながら高くなります。
とても親切で優しい性格は魅力的なのですが、厳しさも持ち合わせていないと人に利用されてしまう、つまり騙されてしまうリスクが高まるのです。

自分の人生を犠牲にしてまで人を助けたり優しくしてしまうと、金銭面でも相手につけこまれてしまう可能性があります。
優しさと尽くしすぎの境界線をしっかり押さえられていないというのは、詐欺にあいやすい人の特徴です。

情報収集が苦手な人

情報収集が苦手で他の人の話をいつも鵜呑みにしている人は、詐欺にあいやすいと言えるでしょう。
相手の話をすぐに信用してしまうので、騙されていても気づくのが遅く手遅れになってしまうということも特徴のひとつです。

本当にその情報が正しいのか、調査することを面倒くさいと感じている人は特に「ネット詐欺」などの被害に遭いやすい傾向があります。
相手の話を簡単に信用したり他の人を頼りにするのではなく、自発的に情報収集をすることが大切です。

決断力がない人

周囲の意見をすぐに求め、自分では決断ができないという人も詐欺に遭いやすい人の特徴です。
大きな物事を決断する時でも自分自身で決定できないため、他の人に流されてしまうというわけです。

特に詐欺セミナーなど、直接ターゲットに話しかけるスタイルでの詐欺に弱い傾向があると言えるでしょう。
優柔不断のため強引に話を進めてくれる相手を信頼してしまい、最終的に騙されてしまうのです。

目先のことしか考えられない人

目先のことしか考えられない、損得勘定をいつも考えているという人も詐欺に遭いやすいという特徴があります。
その場ではお得に見えても、長い目で見るとハイリスクであるというような詐欺に引っかかりやすいので、要注意です。

このようなタイプの人の場合、詐欺だけでなく賭け事などにも依存しやすい傾向にありますから注意しましょう。
長期的な目線を持ち、ハイリターンという言葉に騙されずリスク面もしっかり考えることで予防が可能になるでしょう。

言葉の裏を読めない人

相手を疑う気持ちがない人も、やはり詐欺に騙されやすいと言えるでしょう。
甘い言葉やうまい言葉に簡単に騙されてしまいます。

相手の言葉の裏を読む癖がないため、言葉の表面だけを信じてしまうのです。
しかし言葉だけではなく、相手の行動が言葉と矛盾していないかどうか?声のトーンにダークなサイトが隠れていないか?などを、確認することが大切です。
表情と行動、言葉が矛盾している人には要注意です。

セミナー詐欺の手口と種類

セミナー詐欺の手口とは?

プログラミングや投資、起業など、様々なキャリアアップやスキルアップを狙い勉強会やセミナーに積極的に参加しているという方は、学生・社会人を問わず少なくありません。
しかし残念ながら、「高額な教材を売りつけられた」「事前に伝えられていた内容と全く違うセミナーだった」など、悪質な詐欺のようなセミナーが存在しているのも事実です。

【人生が変わる!】【キャリアップに絶対に有利!】など魅力的な謳い文句を持つセミナーは多いものですが、詐欺セミナーにありがちな手口を知ることで、自分の状況や今から入会しようと思っているセミナーをチェックすることができます。
セミナーの参加を勧められているものの不安に感じているという方や、今入会しているセミナーが詐欺なのでは?と疑っている方は、セミナー詐欺の手口を知ることでそんな不安を解消できるかもしれません。

まず悪質なセミナーを見分けるためには、勧誘がどのような方法で行われているかを確認しましょう。
メールや広告などオンラインを通して勧誘されることもあれば、交流会やパーティーなど人を通して勧誘されることもあります。
特にSNSなどのメッセージ機能から勧誘されるというケースが、近年増えているようです。

その際、【絶対に儲かる!】【とにかく稼げる!】など、あなたに有利であるということを強調しながらも実際にどのような内容のセミナーなのか具体性に欠けている時には、詐欺セミナーを疑う必要があります。
将来の不安を煽ったり【今、チャンスを逃したら後がない!】など焦らせる言葉で勧誘してくる業者にも、要注意です。

また、詐欺セミナーに参加する時にも確認したいポイントがあります。
というのも、説明会や体験セミナーなどの名目で実際に呼び出して本格的に勧誘するのが詐欺の主な手口です。
登壇するセミナーの講師は、あなたに共感できるような経験をシェアしどのように人生が変わったか、などを話すことで、自分でも成功できるのかもという気持ちにさせるのが特徴です。

講師が過去の失敗を赤裸々に語っているのに、どのように成功したかという点で具体性がない場合には注意が必要と言えるでしょう。

セミナー詐欺を見抜くためのポイント

セミナー詐欺を見抜くための具体的なポイントとして、目的がはっきりしないセミナーは詐欺行為だと認識しましょう。
「成功のノウハウを学ぼう!」「若手実業家と会話ができるミーティング」など、目的のはっきりしない勧誘行為によって人を集め、その後高額な料金が発生するセミナーに無理やり入会させるという手口があります。

目的を隠して人を勧誘する行為は特定商取引法で禁止されていますので、要注意です。

出会い系アプリに潜むサクラ・悪質ユーザーの特徴と見分け方

出会い系アプリに潜んでいるサクラの特徴とは?

近年人気が高まっている出会い系アプリやマッチングサイトは、実際に良い人に出会えたという方がいる反面、サクラや詐欺悪質ユーザーなどに騙されてしまったという方が後を絶たないのも事実です。
そこで確認しておきたいのが、出会い系アプリに潜んでいるサクラの特徴や悪質なユーザーの見分け方でしょう。

出会い系アプリに潜んでいるサクラとは、運営会社が雇っている偽りのユーザーのことです。
ターゲットとしているユーザーに多くの利用料を払わせるために仕込まれている、つまり運営会社とグルになっているユーザーと言えるでしょう。
サクラユーザーが多い悪質アプリではポイント課金式になっていることが多く、無理やり返信を引き延ばすなどしてターゲットに多くの課金をさせるのが主な手口です。

そんなサクラユーザーの特徴を、ここでは2つご紹介します。
まず一つ目に、求める相手の状況がほぼ誰にでも当てはまるというパターンのプロフィールをしているという点です。

身長や年齢層など、ほぼ全ての人に当てはまるのではないか?と感じるような条件が希望のタイプになっている人は、サクラユーザーである可能性が高いでしょう。
具体的な出会いを探しているユーザーであれば、もっと詳細にタイプや理想を掲載していることが多いです。
間口を広く取り、ターゲットのユーザーも対象であると思わせるプロフィールを書いているのがサクラユーザーの特徴と言えます。

二つ目の特徴は、「暇だから、なんとなく連絡してみました!」など、誰でもいいけどとにかく話したい!という印象を持たせるファーストメールを送ってくることです。
普通、素性がわかっていない出会い系アプリのユーザーに「暇だから!」というだけの理由で連絡はそうそうしません。
誰でもよかったという印象のメッセージが来たら、サクラユーザーを疑うといいでしょう。

出会い系アプリの悪質ユーザーの特徴と見分ける方法

出会い系アプリには、サクラユーザーだけではなくキャッシュバッカーや業者などの要注意人物も多くいるので、そういった悪質ユーザーの見分け方も知っておくと良いでしょう。

まず、出会い系アプリにはメールアドレスなどを回収して架空請求業者などに販売する業者が存在しています。
一般ユーザーのふりをしてユーザーとメッセージのやり取りをし、メールアドレスやLINE IDなどの個人情報を仕入れています。
すぐに連絡先を交換したいなど、アプリを超えたやり取りを強調しているプロフィールを持つユーザーには要注意です。

また、風俗業者などが一般ユーザーのふりをして営業をかけることがあります。
営業許可などを正式にとっていない違法な風俗業者が出会い系アプリを通じてお客さんを探しているため、業者のサービスを受けてしまうと大きなトラブルにもつながりかねません。
一通目のメッセージから性的な内容があまりに多い、またすぐに会う約束をしてくるなど、異常なまでにスムーズなやり取りも疑う決め手となります。

競馬予想会社の詐欺手口と対処法

競馬予想会社の詐欺手口とは?

競馬をしたことのある方なら、数百円の馬券を数十万数百万円に変えるのがどれほど難しいことかよくご存知のはずです。
少しでも利益を得るために競馬予想会社を利用したいと考えている方も多いのですが、近年競馬予想会社の詐欺が横行しているので注意が必要です。

競馬は古い歴史があるだけあって、予想会社も非常に多く、どれを選べば良いのか分からない、どの会社が詐欺会社か分かりづらいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
残念ながら、現在競馬予想会社のなんと90%は素人がプロを装って信頼性の低い予想を法外な高額で販売している詐欺業者です。
競馬予想会社を利用して競馬を続けたところ、反対に借金まみれになってしまったというケースも珍しくないため注意が必要です。

多くの競馬予想会社は、警察に逮捕され立証される詐欺罪に問われないギリギリのラインを狙って、お金を騙し取っています。
ですから利用者である私たちが、その手口を知り、しっかりと対策をする必要があるのです。

まず、最も多い手口の一つは八百長レースという嘘の利用です。
競馬会社に登録するために電話番号を登録すると、競馬予想会社から電話がかかって来るというのが一般的なケースです。
そこで、「今週末に八百長レースが開催されますよ」というリークが入るのです。

八百長レースとはすでに勝敗が決まっている出来レースなのですが、JRAは公式に八百長レースの存在を否定しています。
八百長レースがあるとリーク情報を持ちかけてくる競馬予想会社は違法ですので、要注意です。

詐欺で立証されないよう、詐欺師はメールやテキスト形式ではなく必ず電話で八百長レースの話を持ちかけてくるのが特徴です。
JRAが主催する競馬に八百長レースは存在しませんので、絶対に利用しないでください。

競馬予想会社の詐欺を見抜く方法

では、競馬予想会社の詐欺会社を割り出すためにはどうすれば良いのでしょうか?

まず一つ目に、ドメイン取得日を調べることで実績を捏造していないか確認できます。
ドメイン取得日とは、サイトをオープンした日のことです。

ドメインを取得した後でなければ競馬予想を含むページはリリースできないため、ドメイン年齢を調べるサイトに競馬予想会社のホームページアドレスを入力しましょう。
そこでドメイン取得日を確認し、それ以前の的中実績が存在していないかを確認します。
ドメイン取得日よりも以前の実績をサイトに掲載しているなら、実在していない実績を掲載している詐欺会社ということになります。

また、多くの競馬予想詐欺業者は複数の競馬予想会社を運営しています。
IPアドレスというインターネット上の住所を確認することで、いくつの競馬予想会社を管理している業者かどうかを確認できます。
全く種類の異なる競馬予想会社を複数運営している会社は、詐欺会社の可能性が高いのです。